2025年3月1日(土)、東急リゾートタウン勝浦内にある勝浦東急サニーパークにて『地産地防の学ぼう災』イベントを開催いたしました。

3月は2011年に東日本大震災が発生した月。災害を経験していない方も、防災に対する意識が高まる月でもあります。本イベントは、災害(防災)に対して、他人事ではなく自分事として捉えていただくきっかけになればと企画されました。
今回のテーマは、「地産地防」。これは、地域の力を活かして防災を強化し、地域全体の防災を図ることを地産地消になぞらえて考えられた造語ですが、本イベントでは、この地域ならではの環境を活かし、個人でもできる自然災害への備え・行動を学ぶきっかけ作りを目的として行われました。
開催にあたり、東急リゾートタウン勝浦のスタッフだけでなく、勝浦市消防防災課、勝浦消防署、日本赤十字社の協力をいただきながら、さまざまな企画が盛り込まれ、別荘のオーナー様28名、一般参加者30~40名程度の多くの方々にご参加いただきました。
まず行われたのが“食べて学ぶ”企画。普段はベンチとして活躍している「防災かまど」を使用しての焼き芋作り体験です。


焼き芋作りに用いられる焚き木には、タウン内の別荘で出た伐採木を活用するなど、環境にも配慮しながら行われました。

また、日本赤十字社の方からは、ビニール袋を使用してお米を炊く方法を教えていただき、同じく防災かまどで作ったカレーと一緒にいただきました。



美味しく焼けた焼き芋やカレーをほおばり、大人も子どもも楽しく学んでいました。


続いて“体験して学ぶ”。こちらでは、消火器やAEDの使い方、心肺蘇生法などについて実際の体験を通じて学んでいただきました。普段なかなか触れる機会も多くない体験に、参加者の皆さんの表情も真剣になります。会場には、消防車や救急車も展示され、実際に乗車体験もでき、子どもたちは大喜びでした。


そして最後は“聞いて学ぶ”体験。防災・危機管理教育や、ハザードマップブックの配布、防災アプリのインストールサポートなども行われました。

防災に関しては、学ばなければ備えることもできないので、第1回目となる今回は学ぶことをテーマに、地域の皆さまの知恵をお借りしながらさまざまなプログラムが組まれました。
結果として、別荘のオーナー様からも良い試みとのお声を多数いただきました。ただし防災をテーマとしたイベントは、浸透のためにも継続して実施していくことが大切です。そして、災害から自分自身と地域を守るためには、勝浦市内で安心して暮らせる関係づくりも必要です。
今後も勝浦市や消防署の方との連携を継続し、地域の方々にも防災かまどなどの地域のリソースを活用した防災を身近に感じていただけるように、引き続き取り組んでまいりたいと思います。
本取り組みが貢献するSDGs
東急リゾーツ&ステイは持続可能な